知り合いの運転する車に乗っていたら突然浮き上がり空を滑走し出す、
という近未来的な夢を見ました。
ヒー、空飛ぶ車がついに一般まで普及したのか、
と感心する余裕もなく、次は手塚治虫氏のマンガに出るような
縦横無尽に巡る高速道路にボスンと降り立ち、
何故かレール状の急斜面になったその上を走るのです。
絶叫マシンが大の苦手なじぶんは、脂汗まみれの顔面蒼白です。
前の安全バーに只々しがみついています。
でも、首元を固定するU字の安全装置は付いていないから、
この車はそんなに危険な乗り物では無い筈だ!と、
ほぼ停止した思考の断片で己を慰めます。
大嫌いなのは落ちるときのお腹がフワッとなる感覚。
実際に感じていない筈なのに、恐怖だけはしっかり襲ってきます。
せめて夢の中でぐらいはスリルを愉しみたい。