うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

こたつでみかん

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 年始に帰省した際、一日だけ、一人で猫二匹と一緒に留守番することになった。

 久しく入っていなかった、こたつという設備があるのが非常に嬉しい。

 こたつで居眠りすると、その罪状を遥かに超えて物凄い怒られるものと決まっているから、人間が他に居ないのを良いことに、こたつで夜を明かすことにする。

 ちょっと温まろうと思ってついうとうと、というのでなく、自らの意思によって貪るこたつでの眠り。

 

 明け方に少し暑くなって起きると、なんと猫が一匹入っていた。

 猫が干からびてしまう、慌てて電源を切り、ベッドに移動させる。

 猫は大丈夫そうだ。

 ひやっとしたが、夢からさめる瞬間に柔らかくてふわふわしたものに触れた右足の感触は素晴らしかった。