うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

かこの鳥

それは昨夜のこと。 月も星もなく、とこか赤みを帯ひた空の下を生ぬるい風か吹きすさんていました。 立っているたけて汗はむてしょう、という気象予報士の言葉を思い出し、 そりゃあ歩いてたら汗たくにもなるわな、 と心て悪態をつきなから、首筋をつたわる…

ゆれる光

久々に見た映画の余韻に浸るために、シアターを出てすぐのところにある昔ながらの喫茶店で、僕は煙草をふかしていた。 世の中が便利になる一方で、レトロ、という言葉がファッションのようになってきているせいか。 狭い店内はいっぱいになってきた。平日の…

視線

朝刊の天気予報マークにしか目を通さないために、よくにわか雨に降られる海坊主です。 蒸し蒸し、じめじめ、と、6月から連想される擬態語は気分の良いものではありません。 しかし、せまい道の真ん中を、めっちゃがにまたでノロノロこぐおじさんの自転車に…