うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

でんわ番

ニャラザッド 電気を消すタイミングはむずかしい。子どもの頃それがきっかけで同室の姉と取っ組み合いの喧嘩になったこともあるくらい、複雑な問題だ。布団に潜ってはいるもののまだ眠る気はなくて、寝転びながらでもできる雑務などもやりたいなどと欲が出る…

はじめの四年間

水を得たように漁るマヨ・児童文学の棚 編も、三シリーズ目となり、『大きな森の小さな家』の続編・『はじめの四年間』を読み終えました。西部開拓時代を生きるインガルス家の次女、ローラが成長して結婚し、夫と二人で農業を営みつつ暮らす日々の章です。あ…

味噌汁の中

おいしくなあーれ、と唱えることはほんとうに重要な調理のプロセスであり、それが例えじぶんだけが食べるものであってもです。冷え対策とビタミンなんやらを「摂らねばねーばねばねばね」などと違った呪文を囁き、炊く手順を省くために米も大根や葱とともに…

コピー機に恵まれない話

セブンイレブンのコピー機はいろんな機能がついていて人気のせいか、使おと思ったら絶対に先客が居る。やっと順番が来ると、硬貨をきらしてしまいすぐそこのレジに両替に行った隙に、もう他の人にとられている。先日はローソンへ行ったら「使用不可」の貼り…

青髭と温泉

チェックインしたお部屋に備えられているお茶菓子は甘い。スーパーマーケットで売っている新生姜も甘い。そしてとても酸っぱい。そうして地獄のように甘い。しかし温泉は天国だ。パック入りの新生姜はとてもピンクだ。要するに煮ても焼いても、アラブの男性…

春雨

水彩絵の具を思うまま使いこなせるまで、他の画材はつかわぬ とか陰で偉そうに叩きながら、やはりたまに使うと楽しいインク。 郵便受けの広告で、裏が白くてツルツルしたものは、ペンやマーカーにピッタリで、消しゴム使うと汚くなるので下書きもせずにその…

君子危うきに近寄らず

模様替えをして初めてあらわとなったピクチャレールに額でも提げようかと、回る椅子に乗っておそるおそる作業をしておりましたところ案のじょう椅子が回って落ちました。どっしん大きな音と共に頭と腰をしたたか打ち付けたにもかかわらず怪我も器物の破損も…

ふしぶしの痛みが取れて寒気がなくなると、布団から抜け出したりおなかがすいたりしてくる

火の玉になってた頃はよかった 風邪はなおりかけに注意

秘密の屋台

すもも漬け という駄菓子が近くのドラッグストアに置いてあり、見た目に引かれてなんとなく買ったらとても気に入ってしまった。ネオンカラーというかキッチュというか、いってしまえば毒々しい紅色の果実。毒を食らわば皿までと、漬け汁まで飲み干すと、とこ…

さんすうはきらい

送るのに250円必要な小包を送ります。机の引き出しに、82円切手があったのでそれを使って、余分が出るけれど、82円と92円を足すことにします。コンビニエンスストアへ買いにゆくと、郵便料金の変更により、その2種類の切手は無く、かわりに84円と94円の切手…

ちーずトースト

あれもいるこれもいる、となっているうち、 収納が見苦しくなってきました。 どげんかせんといかん、と、身を切られる思いで好きな本も手放すことにする。 わりと新しい、近くの古本屋さんへ、初めて行く。 思ったよりちゃんと値が付き、そうでないものも引…

ジャンク

織田作之助 氏の短編集を借りる。 気が早い寝巻き姿で読む。どじょう食べたいな、鍋をまつ間は骨せんべいが良い。 と、これも気が早いような感じで舌なめずりする。「中毒」という一遍の中の文章はじぶんを驚かせた。煙草を好み過ぎて、カレーを食べるときは…

こたつでみかん

年始に帰省した際、一日だけ、一人で猫二匹と一緒に留守番することになった。 久しく入っていなかった、こたつという設備があるのが非常に嬉しい。 こたつで居眠りすると、その罪状を遥かに超えて物凄い怒られるものと決まっているから、人間が他に居ないの…

おせち

美味しい伊達巻きを食べました。伯母の手作りの黒豆を食べ、母の手作りのおぜんざいで小豆を摂取する。ちょっと良い明太子と、鯛しゃぶが晩御飯の膳に並ぶ。帰省するとなんにも家事しませんが、体の中でおせちができてくる感じです。

「ビルマの竪琴」(竹山道雄 著/新潮文庫)をはじめて読みました。人の心と熱帯の情景が、易しい言葉を用いてありありと描かれるのに驚くうち、夢中になります。 濃い色彩と雨の匂いを想像することは、つつじの花から蜜を吸うのと似ている気がします。