模様替えをして初めてあらわとなったピクチャレールに額でも提げようかと、回る椅子に乗っておそるおそる作業をしておりましたところ案のじょう椅子が回って落ちました。どっしん大きな音と共に頭と腰をしたたか打ち付けたにもかかわらず怪我も器物の破損も無く、隣の部屋のひとに夜間に騒音たててごめんなさいと念じる余裕がありました。体が宙に浮いているときに、映画『ゴールデンスランバー』で竹内結子が受身を取るシーンが走馬灯のように浮かんだ賜物でしょう。厚着が面倒だからと我慢してたら引いた風邪も、冷えすぎてたまらんので足首から足指の先までゲートルのように巻いたタイツのお陰で介抱に向かっており、つい最近読んだ『ビルマの竪琴』の恩恵を感じておる。そもそも危ないことしないし体調ちゃんと管理する、が大前提ではありますが、やっちゃった後は今日までに得た知恵を総動員して応じるよろし。
○『ゴールデンスランバー』（2009/日）○『ビルマの竪琴』（竹山道雄/新潮文庫）
