歩きながら見上げると、 黒いものに三分の二以上隠された月が見えた。 雲、というにはくっきりとし過ぎているが、想像していた弓型の影ではない。 もう始まっているのか、それとも曇っているだけなのかしら と、周りをみわたせば、路上の人々が立ち止まって…
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