うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

木馬で旅行

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 水泳の時間の後、耳にはいった水が抜けず、頭をなやませたことはないだろうか。

 プールサイドでの終わりの体操の時に、「耳から水を抜く動作」というのがあるのだが、
 けんけんしながら三、四回ずつ片耳を叩くだけなので、抜けるわけがない。
 
 違和感の正体を知るために首を傾けると、やはり耳の奥で、ごろごろと音がする。
 
 頭を振る。ごろっ、ごろっと鳴る。やりすぎると、、頭を振っているのか普通にしているのかわからなくなる。振るのが癖みたいになってしまう。

 
 こうなればもう水は出てこない。
 奥まで入りすぎて永遠にとれなくなるのでは、と不安になってくる。
 
 入浴時にわざとお湯を浅く耳の穴にいれ、すかさず頭を横にして、
 あとから入った湯が、居座っていたお水を巻き込んで出てこないものかと期待するが駄目だ。
 
 溜まった水とともに就寝を迎えるのだが、このときがポイントです。 
 残り少なくなったマヨネーズを、逆さに立てて冷蔵庫にしまうのと同じ要領で、
 
 たとえば右耳に水があるなら左を向いて寝るのです。
 できるだけ枕に対して垂直に。
 
 朝になるとうそのように抜けている、か、運がよければ意識のある間に出てきます。
 体温で温かくなった水がするり、と出てくる感覚は爽快。
 
 前置きが長くなりましたが、
 
 最近親不知を抜いたため傷跡に空洞ができており、よく食べ物がはさまるのです。
 
 くぼみが複雑だし手も入りにくいためなかなかとれません。
 この気持ち悪さが、前述の耳の水のもどかしさを彷彿とさせる、というお話。


 「奥歯にものがはさまったよう」な歯がゆさ。
 
 歯トラブルが多く、小さい頃から歯科のお世話によくなりましたが、
 
 「歯」に関する慣用句の意味を身を持ってしれるという点のみ喜ばしいこと。


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