うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

流れ星の夢

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流れ星がビュンビュン飛ぶ夢を見ると怖いので、ほっぺをつねってこれは夢に違いない、と気持ちを落ち着かせるの。夢の中なのに痛いような気がして、わからなくなる。映画のターミネーターが、痛さは感じないが『痛み』という感覚で処理される、と説明していたのが当て嵌まるように思う。夕焼けに挟まれた闇に月が浮かんでいるのが美しいなと見惚れておると、白い光の線が一つ流れ、また一つ、二つと増え、しかもそれが一定方向出なく縦横無尽で、しまいに無数のキラキラが銀紙を散らしたかのように舞い降りて来る様は起きてからしばらく経っても鮮やかだ。