静岡へ一人旅へ行った際につくった作品が出てきました。
ラミネートしてあるのでアレですが、もとはオデュロン•ルドン
というフランスの画家が描いた、植物か海藻か何かのフォルム。
それを単純化したものに色を付けたやつです。
「しずび」(静岡美術館)のワークショップで、できたのです。
もともとそういうのに参加するの好きでないけど、別に静岡に来るのだって
直前に決めたんだし、もうエーイ!
ってなって、半ばやけに臨んだワークショップ。
の割に、とても夢中になれました。
周りが子どもばかりだし、確実にかなり浮いていました。が、
家以外のところで使うパステルは、
喫茶店で聴く音楽みたいに、新鮮に感じましたのです。
月日はすすみ、東京で今住んでいるマンションの更新時期が迫っているため、
引っ越そうか更新しようか考え中です。
移動するなら、都内でもちょいと雰囲気の違うところに住みたいし。
それはそれで面白そう。しかし、物件探して用意して掃除してそうじして
何のその…
と、考えると気が遠くなるような労力のいる作業だ。
しかし何か、ふしぎなちからがはたらくと、あっという間にそれをこなせて
しまうのですね。
ひとはそれを、思いつきや、行き当たりばったり、といいます。
静岡旅行でホテルに戻れなくなって車道沿いで1時間半迷った末に、どうやって
帰ってきたか、よく覚えていないのと一緒です。
面倒な記憶は、はしょってしまえるものなのです。