うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

2022-01-01から1年間の記事一覧

緑の庭

休日はいつもより更に、変な時間に寝たり起きたりしてしまう。そういう次の日は近くの小学校から流れているのかと思われる「夕焼け小焼け」の音楽で目がさめる。あーあ、と思いつつ、よく寝たなあという達成感と、あったまりきっているお布団に包まれる幸せ。

キューピッド

東京都美術館で開催ちゅうの、フェルメールと17世紀オランダ絵画展を観ました。日時指定予約制のため、だいぶん落ち着いて廻れましたが、『窓辺で手紙を読む女』の前はさながら上野公園のパンダの檻を彷彿とさせる人だかりです。この機にひと目見よう、とい…

砂漠の町とサフラン酒

小川未明さんの童話を読みました。文章が詩のように綺麗なためか、女の子がさらわれている場面なのに、楽しそうな顔になってしまいました。サフラン酒、という物が出てきます。飲んだことも見たこともないのですが、使った後の絵筆を一旦入れておく用の水が…

がりり

集中力と気力が湧かなくて机に向かっているとき、「智恵子抄」のちえ子さんになったつもりで切り貼りします。ずうずうしい。高校の頃、「レモン哀歌」の単元で [詩の中で時間が切り替わる箇所がある。その部分で区切りなさい。]という設問があった。ちえ子さ…

虎穴にはいらずんば虎子を得ず

そもそも、虎の子って欲しくないよねえという話になった。食べても美味しくなさそうだし、毛皮にするなら大きい親の方が良いはずである。ふと、アニメ「少年アシベ」再放送で、悪ガキが、小さい虎を捕まえようとするシーンがあったのを、思い出す。こちらは…

酒池肉林

生まれ変わったら何になりたいか。もし聞かれたら、チーターやヒョウなどの肉食獣、と、答えようと思っています。肉を真っ赤な色のまま、獲りたてで食べられることや、風を切って走れることの、爽快感に憧れるからです。焼肉屋さんではいくら新鮮でも少しは…