うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

印象

 地元のお祭りが、今日あすとあったので、すこしだけ見てまわりました。
 七時前といってもまだ明るく、人と屋台の熱気にまぎれると汗がとめどなくあふれます。
 
 昔から見るオーソドックスなものから、ぷよぷよすくいやケバブサンドなど、最近になってあらわれ出した、ネオ屋台なるものも軒をつらねています。
 クレープやベビーカステラはえもいわれぬ甘いにおいをただよわせているのですが、昼間の暑さが未だパワーを保っているなかでは、いかんせん集客力は弱い様子。
 流行りの最先端とはいかぬまでも、その年のトレンドを取り入れているだけあり、
 AKBのブロマイドがところどころで売られているのもまたよろしい。
 
 横から見るとなぜか右から左へ描いている屋台の文字は、どう見ても「らすてかーびべ」「いくす魚金」と、
 異国のことばのようです。
 
 おのずと気持ちが上がってしまう祭りの不思議な面白さの中で、
 ひときわ興味をひくのは、
 テンションがあがりっぱなしの小中学生を観察することでしょう。
 
 夜にでかけるということの特別さに加え、「まつり」という特殊な環境の中でドキドキがとまりません。
 男の子はわるぶり、女の子ははなやぎます。
 浴衣なんて着ているとなおさら。
 
 きっと暗くなってから公園で花火があったりして、普段からおたがいにくからず思っていた二人がムードに乗って思いをうちあけあったりするんだろうなあ・・・
 とか想像しながら、 
 しらふなのに千鳥足のようなご機嫌の、彼らの後ろ姿を眺めるとほほえみが止まりませんでした。 
 
 
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