ポップコーンといえば映画館ですが、
ポップコーンマシンは、私の記憶の中では、近くのスーパー「ハヤシ」の前にありました。
幼い頃の記憶なのでさだかではないが、短い階段があって、上った先に、立っていたのです。
青いオーバーオールと赤い帽子、山吹色の髪にどんぐり眼、と、
日本人離れした風貌。アメリカンな雰囲気を狙ったものだったかも。
最近こうもりの絵を描いたりしていたので思い出しましたが、
夕方になるとこのスーパー、こうもりが周囲をたくさん飛び始めるのでした。大分前に閉店してしまい、
かわりに何が建っているのかは知りません。
さて、もう去年のことですが、
尼崎ピッコロシアターで、「大空の虹を見ると私の心は躍る」
という劇を鑑賞いたしました。
閉館間近の映画館が舞台。シネコンが主となってからの記憶の方が鮮明な世代の自分にとっては、
馴染み深いわけではないのに、
なぜか懐かしさを起こさせるセットです。小学生の時によく行ったお風呂屋さんに似ている気もします。
さまざまなテーマが盛り込まれていて、あっという間の上演時間。
表現するって何て素敵かしら!と、わたしの心も躍る夜でした。
◯文学座「大空の虹を見ると私の心は躍る」HP
→http://www.bungakuza.com/oozora/index.html