先週の木曜日は、Tlusy Czwartek(脂の木曜日)と呼ばれる、
ポンチュキの日でした。
ポンチュキとは、ドーナッツみたいな揚げ菓子のこと。穴は空いていません。
プレーンなものから、ココナッツパウダーがかかったもの、中に薔薇のジャムやカスタードの入っている
ものなどさまざま。
それを、一日の間に何回も食べるんです。
「この日はダイエットなんて気にせず好きなだけ食べていいんだよ。」
「ポーランド人は、この日は挨拶がわりに『やあ、きょういくつ食べた?て言い合うのさ。」
なんて噂をきいていましたが、
ドーナッツなんてそんないくつも食べられるかい❗と、内心、突っ込んでいました。
が、食べられちゃうんですよ、本当に。
当日。お昼になると行列ができるほど皆が買いにくるので、
朝6時にパン屋さんへゆきます。なるほど、もう人が並んでいる。
買って帰り、まだ温かいポンチュキを口にします。
日本で食べるものより、心なし軽い感じ。
まずひとつめ。
10時頃にまた一つ。
そして、15時からは同じマンションの人たちが集まってポンチェキパーティです。
持ち寄りによって種類が増え、山盛りにされた姿は壮観。
お話しながら、ぱくぱく。
みんなが帰った後、軽く夜ごはんを食べ、
デザートに、余ったポンチュキを食べる(❗)という一日。
一人暮らしの人や、会社や学校に行っている人はどのようなポンチェキライフを送ったのかわかり
ませんが、
とりあえず海坊主にとっては、人生でいちばんドーナッツをたくさん食べた日でした。
魔神ブウになった気分でした。
※「甘いもの嫌いな人は、この日どうするの?」
ってきいたら、「甘いもの嫌いな人なんて、ポーランドで見た事ない。」という答えが
帰ってきた。
なるほど、「お米嫌いな人は、節分の日恵方巻き食べないの?」
ていうのと同じニュアンスだったかもしれない。