先週、ついに家に猫が二匹になりました。
もういっぴきほしいと言いつつ踏み切れなかった母から、「ついにかったので連れてかえる。」
と電話が入り、そわそわして待つこと三十分。家に新しい猫を迎えるなんて、人生において皆既月食よりも頻度が低いイベントですから。
玄関のドアが開くと同時に、入れられた箱の中からみゅうみゅう、とかぼそい声がきこえた時は、
クリスマスプレゼントの箱を開けると、ずっとほしかったゴールデンレトリバーが飛び出してきたときの西洋の女の子、
並みの裏声で、キャー、とさけんでしまいました。
それにしてもこの二匹、種類はちがえど柄がとっても似ているのです。
同じようなグレーの地に縞模様、白いが絶妙なタイミングで入っているところ。
二匹でおっかけっこしている時など、
ちびの方が角を曲がっていったかと思うと、今度は大きい方がでてきたりして、
まるで一瞬のうちに成長したかのよう。
ついつい思いだしてしまうのは、ディズニー映画『ライオン・キング』。
それも、高校の頃文化祭で同級生が演じた劇の一幕の映像です。
子どもライオンのシンバが、イノシシなどの仲間とともに森で暮らすことになり、上手へと消えてゆき、
次の瞬間には
「しんぱいないさ~!この世のことは~」
と超陽気に歌いながら登場するのです。
すてきなミュージックの間に主人公が成長するといったデイズニーの常套手段を使った演出。
仔猫の成長もきっとこのくらいあっという間なのでしょうなあ。