ときどき、妖精に出会うことがあります。
コップの裏にちっさいおっさんが…!とか、水木しげる氏の体験談とか、
そういうことではなく、もっと自然に接触します。
チェコのチェスキークロムルフには本当にたくさん居ました。
さておき、
辛いもの を異様に食べたくなって、神保町のエチオピアカレー という所に
行きました。
70倍まで辛さが選べます。
ぜったい味わからんよな、っていうか熱いし痛いよな。
って薄々わかりながらも、
「チキン豆カレー 辛さ70倍で!!」という言葉が口をついて出てしまいます。
うん、辛いけど美味しい!けど辛い!ティッシュ(鼻セレブ)持ってきた筈やのに
忘れてきたらしい!
とめどなく流れようとする汗と鼻水を、
仕方なしにテーブル上の紙ナプキンで拭きながら
ちょうどお昼どきで伸びてゆく行列を横目に、ひたすら頑張…いや、味わいます。
すると、隣の学生風お兄ちゃんが鼻セレブを差し出し、
「これあげます。僕はもう使わないので。」
と言い去って行きました。
遠慮もなんもかも忘れて、速攻でありがたく受け取りました。
あれは確実にそうだったな…鼻セレブの妖精。でなければ福の神が、
初詣に行かない海坊主のもとに赴いてくれたに違いない。
おわり