うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

2021-01-01から1年間の記事一覧

三月の桜

今年は咲くのが早いから今のうちに見とかなきゃ、と思っていたら本当に綺麗な頃にたくさん見ることができた。上野公園では宴会は禁止となっているものの、ビールを片手に幸せそうに歩いている人々がわらわら居て、屋台も出ていたので、りんご飴を買った。家…

黒四角

東京は、川が多い。どこに住んでも遊びに行っても道に迷っても、傍らに川がある記憶が残る。

パフザマジックドラゴン

ダンプリングを水餃子と訳してほしくはない 音楽の教科書に載っていたシューベルトのオペラ「魔王」(熱にうなされ、「ぼくを誘う魔王の姿が見える」と、父親に訴える坊やを、それは幻覚だよと説いてなだめつつ、馬に乗せて走らせるお父さんと、坊やに甘い言…

寝たり読んだり描いたり

ナショナルジオグラフィックに載っていたバルサという植物をモデルに お料理好きなシャンソン歌手、石井好子さんのエッセイに触発され、久々にお料理しようとブロッコリーの白和えをつくる。顕粒だし、が、材料に載っているが、北大路魯山人は化学調味料が人…

速読

日中に読み終えた小説の中に、会話の最中に一方が聞き返して、聞き返された人が同じ前の台詞を復唱する場面があった。「誰々はもう一度繰り返した」というのでなく、全く同じ文章が、たった三行ほど空いてから、二度記される。おかしな感じがした。しかし実…

煙の上

部屋の電子レンジはうるさい。調理が終わってピピピと鳴るのをすこし放っておくと、ピーピーピー、と、前より長めに告知してくる。そのくせ、ワット数が弱いのか、冷凍食品など、指定の表示どおりタイマーを合わしているのに、まだ温まりきっていない。手の…

猫の毛入りカクテル

ひとが煙草を吸うところは面白い。どの指とどの指で挟むのかとか、はじめにする仕草、例えば一度奥歯でカチっと歯を立ててから口へ持ってゆくやり方。これはとっても小柄な年下の女の子がやっていて可愛かった。一旦、横向きに挟んでから、上と下の歯で器用…

断片

西日暮里にいつの間にか食べ物や雑貨が売っているモダンな複合施設ができていた。その中の本屋さんで買った短編集が不思議な話ばかりで編まれていたせいか、喋るヒヨコが出てくるおかしな夢を見た。大きめのぬいぐるみサイズでオレンジのくちばしをしていて…

上中里水族館

シーモンキー という、水に入れたら一瞬で孵化して容器の中でそのまま育成できる不思議な生き物、が、以前おもちゃ屋さんなどで売られていたらしい。数十年、という長期間、卵の中で生存が可能という、なんとも不思議で近未来的な生き物だ。けどそれって生き…

pretender

近所で、いつも一緒の場所に居た二匹の猫のうち片方の姿が見えなくなったので、何かあったかと不安になっていたら、一昨日、また二匹で居たので安心した。性懲りも無くUSB を紛失して気を落としたぶん取り戻せた。

丑年

猫の方が牛よりも気に入ったものが描けた。コース料理でもメインのお肉よりアミューズが心に残ってしまうことが多いので仕様がない。

中華風

本日、深夜放映の「星になりたかった君と」というドラマのワンシーンに、描いた絵が登場いたします。お家におられる方は是非ご覧になってくださいませ☆ 先日、プラネタリウムに行ったのですが、トーク番組形式になっていて、最近のは工夫が凝らされているな…