うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

この白い猫はカッパドキアで撮ったけれども

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 そんなこんなで、警察署で夜更かしする、という珍しい経験を終えてホステルへ。
 
 夜中のイスタンブールの街で、一匹の犬が近づいてきます。取り締まりが厳しくないらしく、
 野良犬…というよりまさに野犬。かなり至近距離までふら-、と歩いてきたので、固まる私。
 地球の歩き方にあった「狂犬病は発症すると全例死亡しているので、きをつけましょう」
 という注意がよぎる。彼は、私たちに興味がなかったようですが、走って来た車に向かって
 おもむろに吠え、追いかけ始めたのです。それはそれはもう、捕まったら確実にやられる、
 という走り方でした。
 この後も何度も野犬を目にしていますが、今の所人に噛み付いたり吠えたりしている者はおらず、
 安全なようです。
 

 さておき、二日目は待ちに待ったスルタンアフメット(ブルーモスク)へ。
 電車では一駅ですが、地図で見ると近いので歩いてゆきます。

 坂を降りたりしていると、スルタンアフメットの一部が見えてきました。
 しかも路地に猫が居ます。とりあえず猫を描こう、と、スケッチを始めるとエザンが
 鳴り始めました。うわーうわー、夢のコラボ❗

 と、テンションを上げてどんどん近づいてゆきます。
  
 鉛筆型のミナレットに、思っていたよりも青くないドームに、
 曇り空から太陽が鈍く投げかける光を反射するその全貌があらわに。
 
 うーん、やはり素敵だ。なんというか、
 空気の中にとけ込んでいるようでいて、空気を作り出しているようでもある。
 
 青空にも映えると思うけど、灰色がかった空を背景に繊細な線で直線と曲線がつくりあげる
 その造形美… 
 うんぬん、などと難しいことはわかりませんが、本当に格好よかった。
 
 イスタンブールって単に伸ばし棒じゃなくて、いすたんぶ~るって、表記したくなりませんか?



 文章がしつこくなってきたので今日はここまで。