探偵局のみなさん、こんばんは、いつも楽しく拝見しております。
窓を開けて風を入れていると、ときどき遠吠えをが聞こえてきます。
おそらく近所の飼い犬なのですが、その遠吠えがすごいのです。
高くものがなしく、
無邪気に散歩しているときの姿からは想像もつかぬような、うおーん、という獣の叫びには、
なるほど狼の子孫であるのだなあ、と実感させられてしまいます。
そして、何度かきいているうちに不思議なことに気がつきました。
どうやら、ある音に反応して吠えているようなのです。
それは、わらびもちの屋台の声。
かわいらしい女の人バージョンではなく、
おじさんの声の方です。
夕方ごろ、
♪わ～らび～もち～
と屋台が通ると、
それの答えるようにうおーん、と始まるのです。
仲間の遠吠えだと勘違いしているのでしょうか。
どう聴いたって似ているようには思えませんが、なにかしら同じ波長が出ているのかもしれません。
これが解明されれば、生物学においてセンセーショナルな発見となるのではないでしょうか。
犬に詳しい探偵さん、どうか真相を調べてください。
っていう依頼を送ろうかなー、
と三割くらい本気で考えています。
