うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

何見てるのよ

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 話が前後しますが、
 カッパドキアからいろいろあって、アマスラ
 に行ったことなど話す前に、きょうのこと。

 イスタンブールに戻ってきました。
 ほんのちょびっと滞在しただけなのに、ちょっと他の場所へいったら、I'll go back to Istanbul.

 とか いつの間にか使うようになって面白いですよね。
 
 なんでか、いつもの癖で、意味なくあせって、意向と全然ちがう位置にあるホテルをとってしまいました。
 
 イスタンブールには新市街と旧市街があるのですが、
 ホテルは新市街にあります。 
 周囲に、車がびゅんびゅんはしっています。電車がいつも満員です。太陽がぎらぎら照りつけています。
 海坊主は旧市街を散歩したいのです。
 つまり、方向音痴にとっては酷な条件です。半袖になりたい。

 あ、でも、海は綺麗でしたし、海越しに見るミナレットの影は厳かでした。 
 これは、新市街から見なければ、見られなかった光景かも。

 
 逆行をいっぱいに受けるスルタンアフメットの、格好良い姿になぐさめられながら、歩きますが、
 迷いすぎてどこにもたどりつけません。
 思わず買ってしまったビールですが、
 厳格では無いとはいえイスラム教の信者がほとんどを占める国。
 
 公園のベンチでは飲めません。
 しかも、PCをスーツケースに直さずにドミトリーの床に置いて来てしまった…
 
 もう、これは、一回帰るしかない。
 18時半から、偶然仲良くなったコリアンの女の子と、
 ポシャパシャ文化センター前で約束しているのに。
 
 ポシャパシャ文化センターは下見に行くだけで一時間かかってしまうくらい迷ったのに。 
 
 きょうはセマー(踊りの一種)を鑑賞するのです。
 無事に辿り着いたら。
 そんな心配をよそにエフェスビールを飲んで景気づけ、今からメトロの駅を探しに旅立つのです。

 
 ※『落下の王国』(原題『The fall』2006 印•英•米◯監督 ターセム•シン)
 という映画の中に、セマーが一瞬だけ登場しますが、恍惚と回る姿がとても神秘的です。