うみつづき、陸つづき -押海裕美ブログ-

思いついたことが、消えないように絵や文にしました。

#練習用

すいか糖

春巻きの秘密 すごく久しぶりに、母校で剣道をしました。 意外にいけるんじゃないかなとか調子乗ったのも束の間、 動機息切れは激しく、 筋肉のみならず、筋肉のついてないところも痛くなる始末。 太陽はさんさんと剣道場までも降り注ぎ、汗で汗を洗い流すと…

鼻の下が伸びた猫

恵比寿ガーデンプレイスにある、東京都写真美術館に初めて行きました。 気に入って立て続けに二回目も行きました。 紫陽花が綺麗なうちにスケッチしよう、とか、 西瓜が並び始めたから買って食べよう、 とか。 いつでもできる好きなことを、 なかなか実際に…

たまご以外のものは温めないで下さい。

温泉地に行きました。 海沿いから一本離れて歩いていると、真ん中に穴が空いた、黒い岩がありました。 駅から程近いアスファルトの舗道だし、通り過ぎようとしたが、なんとなく視線が移る。 すると、タイトルのような注意書きが貼っています。 たぶんガイド…

白い桜

個展のお知らせを致します。 押海裕美 個展 「常春の国」 2019、3、18~31 ○新宿ゴールデン街 花園一番街「tomorrow」にて ○月~土は、20時から深夜オープン。 ○日曜は、お昼14時から零時までのオープンです。 ○18、24、31は在廊。他は未定ですが、お問い合…

着信あり

レタリングが好きで、電話が苦手。 電話中に気を紛らすため、 ついつい手が活字をつくっている時があります。

クレームブリュレの食べ方

フランスの黒猫が教えているところ。

ふるさと小包

夜道でニャーと声を聞いて立ち止まる。 振り返ればヤツ…猫影が。 戻って近寄りたい。 しかし、更に後方から歩いてきた男性が、立ち止まってアプローチを仕掛けていたので、辞めておく。 ビニール袋を手にしていたから、ご飯とかあげちゃうのかも。 いまさら…

点心とといて下心と書

赤いものに惹かれる修正って、みんな有るのでしょうか。 用事の帰りに、特に何を観る目的なくTOHOシネマズに入ってしまったり、 深夜、人気のない通りで揺れる赤提灯に足を止めてしまったり。 気がついてみればじぶんは丑年でした。 なので、自宅付近で鬼没…

お昼休み

しばらく絵を描けておらず思い付くままにどんどんやりましたら、本当に下手になっていてびっくりしました。 リハビリしなくっては。

湯けむり~晩酌おとうさん2~

晩酌おとうさん は、それなりに長く生きているが、 初夢が一月一日に見るものなのか、十二月三十一日のものを指すのか、 まだよくわかっていない。 一富士二鷹三なすび、とかいうけれども、 そんなものよりかは温泉つかってビール飲むっていう夢の方がしあわ…

いよいよ

きょうが搬入です。 入学式の新入生代表のように、期待と不安で胸がいっぱいです。 「きんののみもの」がテーマなので、 作品に目を留めてくれた方々が、なんだかビール無性に飲みたくなっちゃうような 展示にできると嬉しいです。

靴屋さん

個展を間近にひかえ 以下のような夢をたてつづけに見ております。 •北新地が噴火したのでひたすら歩いて避難する夢 ※北新地 は大阪の地名で決して火山ではない。しかも途中でなぜか綾波レイ に助けられる。 •ジャングルで何かをネタに、恐喝される夢。ゆすっ…

何見てるのよ

話が前後しますが、 カッパドキアからいろいろあって、アマスラ に行ったことなど話す前に、きょうのこと。 イスタンブールに戻ってきました。 ほんのちょびっと滞在しただけなのに、ちょっと他の場所へいったら、I'll go back to Istanbul. とか いつの間に…

恋してイスタンブール

トルコ到着後、 バスに乗って空港からイスタンブール市内のチェンバルシュタイン駅の近くにホテル取っていたので そこまでいけばいい余裕だわーちゃんと調べたし とかひといきに言ってしまうくらい、余裕かましてたら、細かいお金がない、とか、 イスタンブ…

※ここからはマンガでお楽しみください

~前回までのあらすじ~ 登場する種族 ◯こうもり男 人間の姿かたちをしているが、夕暮れ以降、自在にこうもりに変身できる。 しかしある一定の年齢(個人によってさまざま)にさしかかると、 普通の人間として生きるか、蝙蝠として生きるか決めねばならない…

孤独に寄りそう

ちょっと用事で自転車にのろうとした日曜の午後。 小春日和でぽかぽか暖かく、坂道で立ち小こぎしやすいようにと軽装で出ると、 リップクリームの装着をわすれていたことに気がつきました。 まあ、乾くのは乾くけどそんなに強風でもないし大丈夫だろう、とい…

ほたる

将来は いなかに住もうと思わすほたる という句を作ったことがあります。 車の免許もないのでいなか住まいはたいへんですが、 もし来年の夏が今年以上に暑くなるようであれば、 もうここにはいられないとおもいます。

あつい夏

私夏になると、すいかが主食になるのよね。 三月から一緒に暮らし始めた雨子が、視線をテレビ画面の方に向けながらさらりと言ったそのひとことを、 僕は、いかに自分がすいかが好きであるかを大げさに表した言葉だろう、とたかをくくって、気にもとめていな…

恋のイスタンブール

旅行冊子にインスパイアーされて異国の風景を描いた僕は さらにそれに刺激を受けてむらむらと異国へ旅立ちたくなってしまった。 貯金もほとんどなかったのだけど、古本からゲームソフトから祖父秘蔵のウイスキーまで売れるものは全部売り払い、モトカノに貸…

ねこおとファイナル

手に入るものと手に入らないものではあまりに後者のほうが多く、 心のどこかが壊れるまでに堪え忍ぶ思いをしたところで、報いは驚くほどに小さい。 掴み取ったきらきら光る部品は貴重ではあるが、失った部分とは型が合わないから、もう元には戻らない。 大好…

架空の映画のポスター

最近映画をよく見ています。 見ない時期は全く見ないのですが、やたら眠い一週間、とか、なぜか人によく道をきかれる一日、とかがあるように、映画をたくさん見る時期、にさしかかっているようすです。 あれめっちゃおもしろいねんで!!! ほんっまにおもん…

WHISKY BONBON

むかしむかしあるところに、ヨーヒョという貧しい若者がおりました。 気のいい頑張り屋さんでしたが、働けど働けど、暮らしは楽になりません。 ある雪の降る朝、路地裏のカフェの夜勤を終えて薄い外套の肩を抱きながら家路を歩いておりますと、一話の鶴がお…

カスク

琥珀色、と表現するのだろうか。透明な金色の水が、グラスの中で美しく揺らいでいる。 光に透かして見とれていると、それはみるみるうちにあふれ出して、世界中の全てのものに姿を変えた。 ~ウイスキー奇談~ ♪茶色の小瓶を二人でゆすりゃ 紅茶に牛乳なんで…

ワンダフルワールド

この生きにくい世の中を もっとすいすい泳げるように 足ひれをつけてみた すこしでも高く飛べるように 翼を広げてみた けれどそれでは駄目だった 私は人間だから 頼りない二本の足で 上手に渡らねばならないのだ 突然ポエム。 四国の銘菓に「母笑夢(ポエム)…

もしもアリスがとんでもなく汗っかきだったら

「アリス、人が本を読んであげている時に寝るものじゃないわよ。」 「だってお姉さん、そのご本、挿絵がちっともないじゃないの。」 昼下がりの木陰でお姉さんの朗読をききながら、その難しい内容に流れる脂汗をふいていると、なんと目の前を、懐中時計をぶ…

スカシジャノメの国

スカシジャノメ属、というのに属する種類の、羽が殆ど透明な蝶々がいるそうな。 有名であるにも関わらずその生態は謎に包まれている、とか何とか。 透明な体のパーツを持つ、ってどんな気分なんでしょうね。 こんな不可思議な存在があるというだけで世の中な…

苦いビール

知人が、遠くへ行ってしまうことを今日きかされました。 友人と呼んでよいのかも危ういくらいの仲だったのですが、それだけに容易くつながりが切れてしまって、会えないことへの寂しさすらもすぐに忘れてしまいそうなことが、寂しいのです。 会うのが不可能…

あじさい

雨に降り込められる、という言葉が好きです。 ざぶざぶと街を濡らす雨音をきいていると、透明なつるつるの膜が家全体を覆っているような感覚と、後部座席に身を沈めてただ運転手が車を動かすのにゆだねていればいい時の気持ちに似た安心感と無気力感に捕らわ…