手に入るものと手に入らないものではあまりに後者のほうが多く、
心のどこかが壊れるまでに堪え忍ぶ思いをしたところで、報いは驚くほどに小さい。
掴み取ったきらきら光る部品は貴重ではあるが、失った部分とは型が合わないから、もう元には戻らない。
大好きな監督の作った映画試写会に、官製はがき10枚送ったのに一枚も当たらなかった僕は、とぼとぼ歩きながら、生きることの意義を考えていた。
そうして頭を悩ませること1週間、マイナスのエネルギーを原動力に発明したのがこの機械です。
名付けて
「欲しいものわりと掴める手袋」
え?わりとって、何だですって?
そりゃああなた、すべてが手に入る木の実、なんて食べてしまった日にゃあ、
ころころ何でも転がってきすぎて自分の欲望すら見失ってしまうでしょうが。
触れるものすべてを黄金に変える能力を持った欲張りな王さまが飢えて苦しんだように。
口を潤すための水すらも金になってしまってね。
そもそも、自分のものになった瞬間につまらなく見えてしまうことだってたくさんあるのだから。
だから「わりと」でよいのですよ。
着用したら、少しだけ物事が思い通りになる可能性が増えてなおかつ、超軽量・薄型だから見た目はまるっきりの素手なのです。
苦労のかいあって、
とあるアートまつりに参加できることが決定しました♪やっほほーい
●「堺アートワールド2010」
去年からはじまり開催二度目の公募イベントです。
日にちは7月31日・8月1日の二日間。
場所は
堺市産業振興センター。御堂筋線・南海線のなかもず駅より徒歩300メートル。
興味のある方は
http://www.sakai-bunshin.com/recruitment_Page.php?eid=00082
を見てね☆
途中まではいろいろ空想ですが参加は現実です。(おそらく)