友達百人できるかな
最近、物語全体よりも好きなシーンのひとつひとつが印象に残るようになりました、映画鑑賞です。
誰でもそうなのかしら。
主人公と、主人公の友達、その彼女、ひとりの実力者、
というメンバーでレストランに行った際、実力者(以前ネット上での新しい技術を編み出した壮年の男性)
が、ファーストオーダーでこういった方法をとります。
まず、主人公の友達の彼女に、飲み物をきく。「何にする?」
一瞬考えた末、
「アップルティーニ。」
「いいね。」と、実力者。間髪いれずに、顔見知りの店員に注文します。
「四つだ。」
会食の場において、彼女は紅一点。
わーお、格好いい、と、思ってしまいました。
徹底したレディーファーストと素早さ。
頭に浮かんだのは、戸田恵理香さんと阿部寛さんの出ていた日本のCM。
会社の飲み会の場で最初に、
「ビールの人!」と、挙手をさせる人をさえぎり、
できる上役である阿部さんは、
「こういう場合は・・・・ビール以外の人!」
と、少数派に対しての挙手を行います。
一杯目は生、というパターンが多い中で、
この方法は効率が良い。
それに対して、
映画の中でとった実力者の行動は、効率が良くはあるものの、多少の強引さをはらんでいます。
けれども、女性優先の社会の中ではこのぐらいとるにたらないこと・・・。一方でカリスマ性を見せつけて、
自分のペースにその場を持ってゆく・・・。
飲み物のオーダーだけで、そんなことができてしまっているシーンなのではないか、
と勝手に解釈して満足しました。
とりあえず海坊主は今から、
アップルティーニの作り方を調べたいと思います。