七月の初めに、フランスへ行ってきました。滞在先は、パリのピガール駅付近。
体は東洋人、頭脳は西洋人。すこーし語呂は悪いけど、
おしゃれでキッチュな旅のもようを、駆け足で紹介しちゃいます。
18時間の長い飛行時間を経てたどり着いた花の都。
実は二度目のパリですが、初めて来る母はさぞかし感激したでしょう、と隣を見ると、
そうでもありません。
暑い、ホテルの部屋が狭い、たばこのぽい捨てが多い・・・
と、不満をたらたら。
そのうえ、ツアーじゃなくって個人で行く!
と意気込んだ海坊主は、かんがえてみれば方向音痴でした。
日本でも読めぬ地図が、まさか海外ではわかるはずもなく、
ホテルを出た瞬間から迷いっぱなしです。
目的地のモンマルトルへ着いたのはもう暗くなってから・・・・
と言いたいところですが、ならないのです。夏のパリでは。
西の方に位置するためか、日が沈むのがとても遅く、夜九時を過ぎても日が照っているのにはびっくり。時間の感覚がおかしくなって、このまま一日が終わらないのでは・・・という錯覚にとらわれる。
シーズンのため旅行者も多く、太陽とひとの熱気にうずもれて帰ってきたころにはもうへとへと。
夜も元気な街の物音が窓から入ってくるのも気にせずに、ぐっすりと眠りこんでしまいました。
翌朝、ホテルの玄関を出るとすぐに道の向こう、建物の間からのぞくサクレクール寺院の屋根を目のあたりにし、
昨日あんなにも歩いて辿りついたモンマルトルが、実は間近に位置することを知り、愕然とするのですが。
それはまた、べつのお話・・・。(つづく)