展示会とか懇親会とか、バイトとか仕事で
昼夜夕がごった煮みたいになって、ひどい寝不足だった。
今週最後の夜勤明けの日に
いろいろあって荷物も多くて、
朝の光はもうどんどん強くなるので
首すじに陽が当たって、
いまにも眠りそうだった。
タクシーで帰ろうかとも思ったけど、
手を上げて止めるのさえ億劫で、
時折しゃがみこんで休憩をとりつつ、歩きつづけた。
すると、壁にぶつかってごつんという音がして、目が覚めた。
寝た状態のまま少し、歩いたようだ。
歩く速度は遅かったはずだが、わりと衝撃が強く、
鼻をもろにぶつけたらたいへんだったろう。
幸い、頭を垂れていたためか、
おでこが少しじんじんするのと、膝の更を打ったぐらいで済んだ。
にしても、立ち寝はできることがあるが、歩き寝まで習得していたとは。
ぶつかったおかげで少し目が覚めて、やっと家に帰ると10秒ぐらいで 眠りこんだ。
起きると、もう夕方で、
泥のように眠っちゃった…
と思ったら、右手首からてのひらが本当にどろどろしていた。
急いで固めて手の形を復元し、
上からさらさらの砂をかけると、
しばらくして元通りになったので安心した。